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年頭にあたって

山梨民医連の事業所で働く職員の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。

例年であれば念頭の挨拶は「おめでとうございます」で始まります。しかし今年はその「おめでとう」がなかなか言えません。

昨年春の東日本大震災と福島原発事故は、被災地だけではなく全国に甚大な影響を及ぼし、医・食・住にその解決・収束のめどは何らたっていません。いまだに故郷に戻れない方、仮設住宅暮らしを余儀なくされている方も大勢います。山梨民医連の職員の中にもご家族や親戚が被災された方も数多くいます。このような中で新しい年を迎えました。

自然災害は避けようがありませんが、被害を拡大・深刻にした責任は誰がなんと言おうと政治にあります。経済効率のみを優先し、自治体を合併し、病院や保健所を統廃合してきました。そのもとで、消防署員や警察官、行政の職員、医師を削減してきました。介護保険の元に介護職員の劣悪な労働環境を放置してきました。そして大震災が発生し、全ての分野において人手不足が一気に噴出しました。

本来政治(政府)が責任を果たさなければならないこの事態に対し、責任感とプロ意識、地域住民としての誇りを賭けて戦っているのは、被災者自身であり、被災者を支える数多くの国民です。

新年を迎える言葉に「一陽来復」という言葉があります。悪いことが続いた後には必ず良いことが起こるというような意味です。今年はこの言葉のように必ず良いことが起こる、良いことを起こすようにすることを改めて誓い合う年のはじめにしたいと思います。

今年も一年間宜しくお願いいたします。

山梨民医連会長 飯塚 譲




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