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コラム「一滴」 2011年9月

今年の夏休みは、父の喜寿の祝いを口実に、家族で祖父母の墓参りに行った。期せずして、自分の家紋と宗派が確認できた。家紋がわからず、適当な家紋をつけて、結婚式を済ませたことが悔やまれる。しかし、これで父の墓を作る際の心配がひとつ消えた。


墓参りのついでに、祖父母の村も訪ねた。車の中で聞く父の幼少時代は、まるでテレビの中の話のようであった。子供の時に遊びにいって以来40年ぶりであったが、すでに村に住む人はなく、家も取り壊され、すっかり林に変わっていた。結婚式以来会う叔父に、残っている村の宮を案内してもらったり、家系図を見せてもらったりして、自分のルーツを再確認できたことは感慨一入だった。


聞けば、叔父夫婦は民医連の病院に世話になっているという。なんという偶然。叔父夫婦は、私が民医連に勤めていることは知っていたので、なんとなく親近感を感じていたという。 我が身を振り返れば、家を出て30年。あまり実家にも帰らず、勝手に山梨に居を構えて暮らしてきたが、人の縁の不思議を感じる。しかし、あまりに自分の親類のことを知らなかった事実には打ちのめされた。皆さんも親御さんに、昔の話を訊いてみてはいかがだろうか。きっと、喜んで話してくれるはずである。




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