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コラム「一滴」 2012年2月

晩秋のある日、新宿で開かれた「革命歌・労働歌だけのうたごえ」企画に参加した。そこに2010年の大晦日に突然解雇された日本航空の客室乗務員だった方たちも来ていた。

2010年1月に経営破綻した日本航空は政府の支援の下で再生計画を進め、大幅な人員削減を行なった。目標を上回る退職希望者があったにもかかわらず、過去の病気欠勤歴と年齢基準(機長55歳,副操縦士48歳,客室乗務員53歳以上)で計165人のベテラン職員を解雇した。このうち148人が不当解雇の撤回を求めて闘っているのだという。「最初の『心はいつも夜明けだ』を聴いたときから涙が出ています」の言葉に、会場から「泣かないでがんばれ」と激励が飛んだ。

そもそも経営破綻の原因はドルの先物買いやホテル・リゾート開発など本業以外への投資の失敗にあるらしい。そのツケを職員に押しつけるとはとんでもない話だ。職員は真面目に働いてきたのに突然仕事を奪われたのである。

利益至上主義の資本主義社会において、身体だけが資本の労働者は一人ずつでは無力な存在だ。でも、団結すれば大きな力が生まれる。裁判は2011年12月に結審しており、2012年3月には判決が出る予定だ。集団の力で必ず全員が職場復帰できることを願っている。(田)




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