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コラム「一滴」 2012年7月

あなたは、四十年以上前に近所の魚屋さんで買い物したレシートを取っておいてありますか?


「この法律による救済及び水俣病問題の解決は、…救済を受けるべき人々があたう限りすべて救済されること…を旨として行われなければならない」と明記された、「水俣病特措法」に基づく救済措置の申請受付期限が、いよいよ今月31日にせまりました。

そもそも「あたう限りすべて救済」とあるのに申請期限があること自体、おかしなことですよね。国が定めた「対象地域」外に住む人は、明らかに水俣病の症状があっても、汚染された魚を食べていたことを、自ら証明しなければなりません。

かつて、今は廃線となった山野線という鉄道が水俣から通っていた鹿児島県伊佐市大口地域。山間地で「対象地域」ではありません。列車には毎日水俣湾で獲れた新鮮な魚がいっぱい積まれていたそうです。大口地域には、水俣病の症状に苦しむ多くの人が救済を受けられないままでいます。

先月の「水俣大検診」に山梨民医連からも若手医師5人を含む6人の医師が参加しました。未だ救済されてない多くの患者さんの存在が明らかになりました。水俣病で苦しむ「あたう限りすべて」の人が「救済」されるまで‥。期限を切るなどもってのほかです。(平)




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