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第十五回 キーワードは「地域包括ケア」

キーワードは「地域包括ケア」

来年度は医療保険・介護保険同時改定の年です。キーワードは「地域包括ケア」。地域を中学校区程度に分け、医療・介護・福祉・住まいの連携したサービス提供で、住み慣れた地域で最後までその人らしく生きられる生活を支えようというものです。

その仕組みの一つに、介護予防・日常生活支援総合事業があります。これは介護保険外サービスで、地域の高齢者宅への訪問、配食サービス、病院などへ の移送サービス、地域の寄り合い所(北杜市ではコミュニティカフェと言っています)等の活動をする住民組織、NPOに対し、立ち上げ費用などを助成し、日 常的な支えあい活動ができる介護基盤を整備する事業です。北杜市では、コミュニティカフェや夜間を含めた緊急対応拠点の立ち上げには100万円以内、移送 や配食サービスの立ち上げには350万円以内の補助金を交付することになっています。

これまで要支援の方は介護保険を使って、ヘルパーやデイサービスなどを選択していました。しかし、来年度からは市町村・地域包括支援センターが、介 護保険サービスか日常生活支援総合事業かを選択するようになります。今、介護保険で利用しているヘルパーやデイサービスが受けられなくなる要支援の方も出 てきます。

高齢化社会が進む中で住民組織など住民相互の支えあいを強めることはとても大切なことです。しかし、それが公的な責任をあいまいにし、安上がりな介 護体制と引き換えのものであってはなりません。あくまでも生活や命を守る仕事は公的な機関が責任を持って行うべきです。そのうえで住民(組織)と行政が協 力しそれぞれの力を発揮してこそ、安心して住み続けられる真の地域包括ケアが可能になるのではないでしょうか。

その意味で、民医連の社会保障運動と、「安心して住み続けられるまちづくり」をめざす友の会にとって「今こそ出番」の時です。

(かいこま訪問看護ステーション(居宅)




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