リハビリテーション室 Rehabilitation
私たちは全人間的復権を理念として、豊かな発想と技術・知識への探究心を磨くことでリハビリテーション医療の価値を創造し、患者・利用者の社会への参加と人間としての尊厳を守ることに貢献できる集団を目指します。
基本方針
- 生活をみる視点を重視した総合的なリハビリテーション医療を提供し
生活障害を持つ患者さん又はそれが予測される患者さんすべてにかかわります。 - 地域に暮らす患者さんとそのご家族の立場に配慮し、生活の質の向上を目指した
リハビリテーション医療の実践に努めます。 - 急性期・回復期・維持期・終末期にわたる総合的なリハビリテーションに取り組みます。
- 医師・看護師・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・医療相談員などリハビリテーション医療に関わるスタッフが連携し、カンファレンスを重視し、リハビリテーション医療を進めます。
人員体制
○ 甲府共立病院
・ 理学療法士12名
・ 作業療法士7名
・ 言語聴覚士5名
○ 甲府共立診療所
・ 理学療法士3名(訪問リハビリ・整形外科・リハビリテーション科)
・ 作業療法士6名(訪問リハビリ3名、小児科3名)
・ 言語聴覚士3名(小児科3名)
・ マッサージ師1名
医療活動の特徴
- 甲府共立病院では、肺炎や外科手術等で入院された直後の「急性期」からリハビリテーションを実施し、廃用症候群を予防することに努め、早期の生活再建と、社会復帰を援助しています。
- 甲府共立診療所では、外来リハビリテーション(リハビリテーション科、整形外科、小児科)と、訪問リハビリテーションを実施し、在宅生活において、安心した社会生活が送れるように援助しています。
- さらに、介護保険制度の下で、障害評価と適切な在宅ケアの維持プログラムの調整を訪問看護師、ヘルパー・ケアマネジャーなどの関連職種と連携をとって点検し、進めていく役割をもっています。その他、市町村の介護予防事業への派遣、各種関連団体への講師活動等を行なっています。
- 甲府共立病院での診療内容としては、
【1】内科・外科(術後)の廃用症候群など
【2】脳卒中急性期
【3】骨関節疾患
【4】心疾患
【5】呼吸器疾患
に対して、入院患者様のリハビリ処方、プ□グラム、リハの実施、転院の方向づけないし退院後のリハビリテーション指導などを行なっています。外来患者様に対しては、人工透析通院時の運動療法、心疾患患者様の心臓リハビリテーションを行なっています。
◆ 2011年度の疾患別リハビリテーション料算定の割合
脳血管76.7%、運動器17.6%、心大血管5.1%、呼吸器0.6%
- 甲府共立診療所での診療内容としては、以下の通りです。
1.在宅療養されている患者様への日常生活活動向上に向けた訪問リハビリテーション
2.周産期脳障害・自閉症などの小児への訓練や療育などへの援助。
3.骨折・靭帯損傷・健断裂等の骨関節疾患患者様への社会復帰に向けた援助。
4.脳卒中・脊損・リウマチなどの患者様の全身管理、生活指導など。
5.乳腺外科手術後等の上肢リンパ浮腫患者様への生活指導等。
研修制度
- 3年間の卒後研修に、リハビリ室全体で取り組んでいます。
- 日常的な研修
- 担当指導者を中心に日常的な業務の相談、助言を行います。
- 年間研修
- 新人基礎研修:臨床上必要な知識を、講義や実技を通して学びます。。
- 卒後研修発表会:年2回開催します。
- ローテーション研修:法人内の他事業所の取り組みを見学を通して学びます。
チーム医療
- 栄養サポートチーム(NST)
- 呼吸サポートチーム(RST)
- 緩和ケアチーム
- クリニカルパス委員会
- 褥創対策委員会
- セーフティーマネージャー委員会
- QIプロジェクト会議
- 感染マネージャー会議
- 臨床倫理委員会
- 民医連運動各委員会(社会保障、反核平和、友の会、ボランティア、医学生)
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