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概要

いのちをみる-2014

7武川診療所では、0歳の赤ちゃんから100歳の高齢者まで、たくさんの方が受診されます。予防接種、外来、慢性疾患管理、在宅医療、内視鏡など幅広く活動しています。この地域で最後まで安心して生活できるように地域の関係機関と連携をとりながら援助していきます。先日は、地域の民生委員さんより外に出ていない患者さんが心配だと、地域包括に連絡があり診療所とケアマネージャー、訪問看護ステーションで連携し、痛みのために2ヶ月間入浴できなかった方の訪問診察、訪問看護を開始しました。全身のかゆみが強く、ふさぎ込みだった方が、笑顔を取り戻しました。今後も訪問診察を継続していく予定です。慢性疾患管理では、家族図の書き方の学習会を行いました。地域で、家族で生活している患者さんにできるだけ有効な指導ができるように学習会を重ねています。慢性疾患を抱えながらも心豊かな生活が送れるように援助しています。内視鏡検査では、『いつもの看護師さんが介助してくれるので、やってみようかと思う。』という患者さんがいます。外来受診時に顔をみる看護師に内視鏡検査の時も援助してもらえるということが心強く感じるのではないかと思います。地域に密着した診療所ならではだと思います。地域に密着した診療所の看護をしっかり見つめ、患者さんが地域で生活してよかったと思えるように日々頑張っています。こんにちは、15年目の助産師今村です。妊婦や新生児のケアや保健指導を中心に仕事をしています。妊娠初期から産後1ヶ月の褥婦と生まれた児を一連の流れでケアできるよう、スタッフが交代で外来・病棟の業務を行っています。また助産師には医師と同様に開業権があり、当院でも助産師の専門性を生かし2010年より助産外来を始めました。胎児の発育・成長をエコーで確認しながら、不安にも応えています。ゆったりと検診を受けられると妊婦さんからは好評です。今後は更に院内助産(病院内で分娩するが診察を含めケアは医師ではなく助産師が行う)へ向けプロジェクトチームを中心に準備をしています。また、自然分娩、家族の立会い分娩やフリースタイル出産、母乳栄養などにも積極的にとりくんでおり、産後は母子同室で早期からの授乳確立や育児行動の獲得のための援助も行っています。新生児は小児科医が診てくれるので安心です。更にその後の健診や予防接種など継続して同じ医師集団が診察してくれます。現在助産師15名、看護師5名の集団ですが、スタッフ同士で自由に意見が出しやすい、働きやすい職場です。また看護師の中には助産師に興味を持ち、働きながら勉強し助産師となったスタッフも数名おります。奨学金貸与など助産師への道も保障されています。興味のある方はぜひ実習や見学に来てください。武川診療所看護師長武藤澄子~住み慣れた地域で安心して暮せる~武川診療所助産師外来開設中~院内助産を目指しています。甲府共立病院助産師今村久美認定専門看護師の活動