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基本的な考え方

　妊婦で特に問題がなければ、妊娠41週までは自然に様子を見ます。
　自然に陣痛が始まり、自然の経過でお産が進むことがお母さんと赤ちゃんにいちばん良いと考えています。
　入院日数は、分娩の日から数えて7日間となります。（帝王切開の場合は9日間です。）お部屋は4人部屋で母子同室です。
　母乳栄養を基本とします。妊娠中から乳房のお手入れをおすすめします。出産後すぐに赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらい、赤ちゃんのリズムで授乳を行ないます。焦らないで頑張りましょう。
　入院費用は、およそ50万円くらいです。手術（吸引分娩や帝王切開）などにより多少違います。夜間や休日の出産でも費用は変わりません。入院は基本的には4人部屋ですが、必要に応じて個室に入っていただくこともあります。この場合も差額室料はいただいておりません。
　お産は基本的には健康な自然の営みですが、お母さんや赤ちゃんの安全を考えて、急に手術や処置、他の病院への搬送が必要となることもあります。ご家族と方といつでも連絡ができるようにお願いいたします。

私たちの病院の特色ととりくみ

1) 総合病院ならではの、小児科、内科、外科など各科の強力なバックアップ
　 昼夜問わず、産婦人科医が常駐、または20分以内に来院できるよう待機し、お産の安全を支えます。また小児科、内科、外科、麻酔科など他科との連携も密にとっています。

2) 立ち会い出産
　お産は、一生の中でも貴重な瞬間です。新しい家族の誕生を家族みんなで迎えていただきたいと考えています。 決まったスタイルはありません。できる限り、ご希望に添えるようにしたいと考えておりますので、助産外来などでご相談下さい。

3) 助産外来
　妊娠中の悩みや疑問、お産に対してのご希望などがありましたら、ご相談下さい。妊娠21〜22週、31〜35週を目安に妊婦健診時、助産師外来でお話しをさせていただきます。

4) アクティブバース
　陣痛が始まっても自由に動き、自由な姿勢をとって、楽な体位でお産をします。上を向いたままでなく、横向きや四つん這いでもお産できます。呼吸法はラマーズ法です。

5) 母子同室
　生まれてすぐから、赤ちゃんはお母さんとともに過ごします。いちばん自然な状態です。お母さんが大変な時にはお預かりします。赤ちゃんといっしょに過ごすことでリズムが分かったり、母乳栄養の確立につながります。

6) 骨盤ケアのお手伝い
　骨格に比べ大きな赤ちゃんを産み出すために、妊娠すると生理的な骨盤の緩みが出来ます。このことにより早くから腰痛が出てきたり、順調に分娩が経過できずにいたり、産後歩くのが困難になったり、などの原因を作ります。
　そんなとき、症状にあわせてサポートさせていただく骨盤ケアをはじめました。楽しい子育てはお母さんの健康、元気から！お気軽にご相談下さい。

7) 退院後の電話訪問
　退院されてからおよそ1週間で、スタッフが育児の状況などをうかがいに電話をします。心配な事がありましたらご相談下さい。また困ったことがありましたら、病院にお電話下さい。

8) 病棟見学
　病棟の様子を知りたい方は、外来でスタッフにご相談下さい。母親学級でも見学いただけます。

私たちは、みなさんが「お産してよかった」「育児が楽しい」と思えるようにお手伝いしたいと思っています。妊娠中から心配なことや疑問に思うことはぜひご相談下さい。

妊婦健診カレンダー　

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