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リハビリテーション

石和共立病院脳血管疾患リハビリテーションのご案内


私たちはこのようなリハビリテーション医療を目指して行きたいと考えています。
引き続き皆様のご指導、ご声援をお願いいたします。        2006年 春

1. リハビリテーションは発症日から始まります
リハビリテーションは発症日から開始する必要があります。発症直後のなるべく早い時期に治療のすべての道のり(パス)とゴールを提示し、退院後の生活を考えるきっかけにしてもらうことがリハビリテーションの第一歩です。高いゴールが実現できるように廃用を最小にするための治療も始まります。急性期治療と同時にリハビリテーションも開始されなければならないと考えています。

2.リハビリテーションは退院後の生活を目標に行います
リハビリテーションは機能訓練だけではありません。退院後の生活に向けた準備です。患者さんへの訓練が主になりますが、患者さん以外に家族やサービス事業者、環境などアプローチする対象は多々あります。歩けることや排泄が自立することは大切ですが、そして「どう生きるのか」がもっと大切だと考えています。

3.リハビリテーションは必要なときに十分な量を行います
リハビリテーションのための訓練は必要なときに十分な量を行わなければなりません。必要な治療が提供できなければ医療ではありません。退院後の生活で歩行や立位を行う目標の患者さんには早期から立位負荷を行う必要があります。循環呼吸や意識状態、栄養、疼痛疲労、精神状態を確認しながら可能な最大限の負荷をかけられなければプロの仕事とは言えないと思います。いわゆるやる気を引き出すことも治療者に求められる能力であると考えています。

4.リハビリテーション科医と内科医の連携により発症日から受け入れます
当院にはリハビリテーション医学会と脳卒中学会の専門医がいます。また認定内科医を含めたベテランの内科医師体制で、胃ろう作成や中心静脈栄養、循環動態管理、血糖管理、感染症治療など高度の全身管理ができる病院であると自負しています。外科治療や血管内カテーテル治療が必要な患者さんでなければ、点滴はもちろん人工呼吸、人工透析が必要であっても発症日から転入院を受けます。急性期病院入院と同時にご一報いただければ転院日のご相談に応じます。

5.高次脳機能障害、嚥下障害にも対応します
作業療法士は高次脳機能障害の治療や日常生活動作の改善にカを入れています。言語聴覚士は失語症や構音障害だけでなく摂食嚥下降害や気管切開患者の発声に関しても取り組んでいます。

6.急性期に安静や鎮静が必要だった重症者も受け入れます
脳血管障害患者の中にはさまざまな基礎疾患や合併症のため急性期治療に思わぬ長期間を要する場合があると思います。せっかく救命されリハビリテーション訓練が可能にもかかわらず発症日からの関係でリハビリテーション医療を受けられないようなことがあってはなりません。発症直後からご相談があった患者さんにとっては発症後の期間に閑係なくリハビリテーションの適応に基づいていままでどおり転入院をお受けしたいと思います。

7.介護保険事業所との連携で退院後の生活に引き継ぎます
当院が培ってきた地域連携のノウハウを活かして退院後の生活に引き継ぎます。当院は生活の場ではありませんので入院治療の必要がなくなれば退院していただくことは通常の疾病における入院医療と同じです。退院後の生活で入院中に身に着けた能力を活かし伸ばしていくことが大切です。そのための準備は入院日から始まります。

リハビリテーション科 のご案内は こちら

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