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大自然と交流に笑顔と感動がいっぱい!本栖湖キャンプ終わる(保健体育)

7月22日から二泊三日の本栖湖畔キャンプは心地よい大自然の中、楽しさ、感動、交流にあふれた貴重な体験でした。 今回は学生73名、講師、カウンセラー13名、教職員7名計94名です。学生は学年混合の9班に別れます。一日目は、湖畔と森の中にあらかじめ隠された食材探しのオリエンテーリングです。食材は、甲州名物ほうとうの材料。小麦粉から練って麺を作り、かまどを掘り、薪で火をおこします。夜は、大きな焚き火を囲み、レクレーション係りによるゲームです。早めに寝て二日目の登山に備えます。午前二時に起床して日の出を見るべく山頂を目指します。パノラマ台と竜ヶ岳からは疲れも吹き飛ぶ感動的な風景が!班で握ったおにぎり二つと暖かいコーンスープで迎えた雲海を照らす日の出は絶景!思わず合掌!「進級できますように!」「国家試験に皆で受かりますように!!」(写真下:竜ヶ岳山頂より)



下山後はさわやかな木立の中やテントでのんびり体を休めます。夕飯は各班が好みで腕をふるい、一箇所で互いに公開する森の中の立食パーティです。
ファイヤーナイト(=キャンプファイア)は班ごとの出し物。(教職員は「鬼のパンツ」!)笑いの坩堝です。フィナーレはカウンセラーさん達の感動的な演劇です。冬山の絶壁で親友の犠牲により命を救われた男が生きる力を取り戻す話です。親友の死から20年後、良心の痛みに苛まれ山も捨て、荒れた日々を過ごす男は、親友の忘れ形見である成長した若者(=親友の子)に請われ、かっての絶壁に二人で挑みます。親友の死への自責の念から死を決意していた彼は、親友の子の登頂を見とどけると、自らザイル(登山用ロープ)を外そうとします。その時「お前のせいで死んだんじゃない!息子を頼む!」と亡き友の声が聞こえます。「どちらかが生きなければならなかったんだ!俺の分も生きてくれ!」絶壁を征服した男と親友の子は固く抱き合います。
3日目はカウンセラーさんが準備した企画に自由に参加します。マウンテンバイク、カヌー、座禅、お箸作り、ロープ渡り、ドリームキャッチャー作り、等々。
お昼過ぎの閉校の集いで30分間「静思」(せいし)の時間を過ごします。全員が一人になって木立の中で目を閉じ、耳を澄まし、自分の心と対話したり、振り返ったり、ひたすら自然の音に聞き入ったりします。自由に思い、感じる場です。最後に講師よりキャンプに参加する前の私と後の私についてレポート提出の課題が出されました。
今年は、天候にも恵まれ、学年を超えた交流、カウンセラーさんとの絆もいっそう深まり、忘れられない体験となりました。
(ヘッドカウンセラーさん、各カウンセラーさん、川村先生、感動のキャンプ体験ありがとう!)

共立高看の保健体育はキャンプかスキーの選択履修です。講師の山梨大学人間科学部の川村恊平教授により24年間続いています。ほとんどの看護学校ではキャンプは一泊ですが本学では忙しいカリキュラムをやりくりして二泊三日です。非日常の体験が、内省を深め、人間観を豊かにし、自身の心身の変化を認識する力と他者を理解し関係を作る力を養います。集団生活が人間関係を豊かにし力を合わせることを学ぶ場になります。大自然が感性を磨き、生きる力をつけます。いろいろな人の人生、生命に向合い、チームで医療を実践する看護師に必要な人間としての基本的な力を養う機会でもあります。







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